- 鸚鵡貝
- おうむがい【鸚鵡貝】〔殻口の部分がオウムのくちばしに似ているのでいう〕頭足綱の軟体動物。 古生代に栄えた三五〇〇種以上もの化石種が知られるが, 現存するのはオウムガイ科の四種のみで「生きた化石」といわれる。 古生代のものは殻がまっすぐか, 「つ」の形に少し曲がったものが多く, 次第に巻いた殻となった。 現生種は平面に内巻きに巻く。 殻径20センチメートルに達し, 多くの隔室に分かれ, 最外部の室に軟体動物が入っている。 六〇本以上の触手をもち, 肉食性。 太平洋・インド洋の熱帯海域に分布。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.